<<ほぼ日替わりコラム>>

能年玲奈、洗脳騒動にじぇじぇじぇ!
かけ出し芸能記者マチ子
NHK朝ドラ「あまちゃん」で大ブレイクした女優の能年玲奈に、ふって沸いたように知人女性による「洗脳騒動」が持ち上がった。これは、彼女が通称「生ゴミ先生」と呼んで心酔する演出家のT氏が糸を引いて、現所属事務所「レプロエンタテインメント」からの独立を画策しているという疑惑だ。
 洗脳と聞いて思い出すのは元「オセロ」中島知子や元横綱・貴乃花の騒動だ。いずれも、ネガティブなイメージがあり、もし本当に洗脳されているのであれば、彼女の女優生命に大きなダメージを与えてしまう。
 ただこれにはやはり能年側と事務所側のいざこざがあり、一方的に事務所側からマスコミ側にリークされた情報のようだ。
4月28日発売の週刊文春の記事によると、「あまちゃん」後、何度か話し合いがもたれたが、「今後は単発の仕事しか入れられない」「態度が悪いし、事務所に対する態度を改めろ」と言われたり、人気漫画「進撃の巨人」の映画化にあたり打診されていた能年の起用を「レプロ」側が断ったことにより、「仕事がしたい」と願う能年の心が折れてしまった。事実、「あまちゃん」以降の2年間、女優としての活動は映画2本、わずか20分のスペシャルドラマ1本お出演にとどまり、「出し惜しみ戦略」「仕事を選んでいる」と、せっかくブレイクしたのに、その売出し方法についていぶかしむ声があがっていた。
能年側は昨年の3月には文書で事務所を辞めたいと伝え、そして今年4月能年が代表取締役の個人事務所を設立して、取締役にT氏が就いたことの対価として、この「洗脳騒動」が「レプロ」側からもたらされたに違いない。
一部では、「あまちゃん」で能年の母親を演じた小泉今日子が、救いの手を差し伸べるのではないか…とまことしやかにささやかれている。以前、このコラムで述べた小泉今日子の個人事務所設立が関係していると見られる。「あまちゃん」では大手事務所を干されたアキ(能年)のために、母・春子(小泉)が事務所を立ち上げ、芸能活動を続けさせたように、能年の窮地を小泉今日子が救うのかもしれない。
 あまちゃんで共演した同年代の女優達が活躍する一方で、自分は演技する場にさえ立てないジレンマはつらいものがあるが、彼女の透明感は唯一無二のものだ。若い才能をつぶさず、できれば両者円満に解決をはかり、新たなる主演作に期待したい。
2015/5/16


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