<<ほぼ日替わりコラム>>

ぽちゃアイドルを抱えるジャニーズの悩み
かけ出し芸能記者マチ子
 トレーニング前と後の明らかな効果の違いを分かりやすく見せる演出で、一躍知名度があがり、有名フィットネスクラブの仲間入りを果たした「ライザップ」。
 この「ライザップ」のCMに起用されたのがSMAPの香取慎吾や元プロボクサーの赤井秀和だ。特に香取慎吾は食べるのが大好きで、かなりの大食漢なのは有名な話。さらに残念なことにかなり太りやすい体質で、「ジャニーズ事務所」所属タレントのなかでは珍しく180cmの長身ながらも、おなかがぽちゃぽちゃしているのが、アイドルとしては致命的である。
 これまで彼は何度かダイエット企画に挑戦しては、肉体改造に成功したものの、その後企画が終了してからはリバウンドを繰り返してきた。その初めとも言える企画が、2003年に発売した「ダイエットSHINGO」だ。8週間で、体重15kg減量、体脂肪率19%減に成功した記録がつづられており話題を呼んだ。続いて、久光製薬の「フェイタス」のCMでは体重10kg減に成功し、湿布薬が映える筋肉部を披露している。そして、今回は専属トレーナーがトレーニングと食事指導を徹底的にサポートして、約2カ月にわたってダイエットに取り組んだ。体重のマイナスについては、芸能人と言うこともあって公開されていないが、おそらくマイナス10kg前後だと予想されている。見た目にも分かる引き締まった肉体と、“チクビク”が新規客獲得に功を奏したのは言うまでもない。
だが、そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのライザップだが、「週刊新潮」で「13年3月期の人件費は売上げのわずか約7%」、「朝6時に出勤し、閉店まで17時間ぶっ通しで働くこともザラ」、「トレーナーの8、9割がパートタイマー」、「スタッフが17時間休まず働かされた」などと、いわゆる“ブラック企業”であることが報じられた。ライザップ側はこの記事に対して法的措置も検討していることを表明したが、せっかく獲得した顧客が離れていくのを食い止めるためだろう。
香取慎吾のギャラは1本7000万円程度と言われているが、ジャニーズ事務所側としては、タレントにネガティブなイメージがつかないため、スキャンダル企業からは違約金を支払ってでも撤退すると言われている。そうなると、香取慎吾側へのトレーニングも中止されるため、鍛えた肉体が元のポチャ体型に戻ってしまうかもしれない。
とはいえ、DHCのCMに出演している女芸人・友近も、ダイエット企画のたびに減量に成功&リバウンド繰り返していることを考えれば、香取慎吾もまた別の番組やCMの企画に採用されてダイエットに挑戦することも大いに考えられる。話題の“チクピク”もまた近い将来見られるかもしれない。
2015/6/18


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