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<<ほぼ日替わりｺﾗﾑ>>

注目俳優もなかなかﾂﾗｲﾖ

かけ出し芸能記者マチ子

TBS系ﾄﾞﾗﾏ「天皇の料理番」で重要な役柄をこなし、高視聴率に貢献。さらに、浦島太郎に扮して、三線の弾き語りで歌う「海の声」も話題を呼んでいるのが俳優･桐谷健太だ。
　大学在学時に、俳優養成所「ｱｸﾀｰｽﾞｸﾘﾆｯｸ」を卒業後、ﾓﾃﾞﾙ事務所や個人事務所を経て、現事務所の社長からｽｶｳﾄを受けて、02年にﾌｼﾞﾃﾚﾋﾞ系「九龍で会いましょう」で俳優ﾃﾞﾋﾞｭｰした。現事務所は『ﾎｯﾄﾛｰﾄﾞ』という、某名作漫画を思わせる同名のﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝだが、所属俳優がこの桐谷健太を含む5名しかいない。だが、そのﾗｲﾝﾅｯﾌﾟは女優の室井滋、脇役ながら岸部一徳のようないい人か悪い人か分からない独特の存在感を放つ日野陽仁と演技派を含み、桐谷健太はこれからの『ﾎｯﾄﾛｰﾄﾞ』をしょって立つようなﾎｰﾌﾟとも言えるだろう。
この桐谷健太だが、7月20日に奥さんの地元･宮崎で結婚式を上げたそうだ。昨年4月2日、突現ﾌﾞﾛｸﾞで入籍を発表。と同時に、年内中に父親になることも発表した、いわゆる「できちゃった結婚」。そして、早くも現在2人目を妊娠中。結婚発表当時、ﾈｯﾄではしくじり婚」などとやゆされた苦い経験もあって、事務所側はSNSなどで結婚式写真や妊娠情報が流出するのを嫌がり、今回の結婚式は両家の親族と桐谷側の事務所幹部だけの極秘挙式となったそうだ。しかも事務所ｻｲﾄﾞからNGが出て、身内ですら写真撮影はﾀﾞﾒだったとか。おめでたい話に少しｹﾁがついてしまったｶﾀとなったのが残念。さらに、2人目妊娠もおめでたいことなのに隠さなきゃいけないのも、さらに残念なことである。これも結婚発表をしたときに「本能で決めた」と、ついつい余計なことを言っちゃったことが事の発端だろうから、なんとも言えないが…。
とはいえ、若手俳優の印象がまだまだぬぐえないが、彼も35歳。できちゃった結婚をすることが、「しくじり」ではなく、結婚の決め手となる年齢のはず。また、ｱｲﾄﾞﾙでもなく、ﾋﾞｼﾞｭｱﾙで売っている俳優でもないので、この結婚や子供の出産がﾌｧﾝ離れやｲﾒｰｼﾞﾀﾞｳﾝにつながったりすることもないだろう。むしろ隠さずに幸せな家庭をｱﾋﾟｰﾙする方が、彼にとっていいような気がするのは私だけではないはず。ま、硬派な事務所だけにﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄで騒がれることなく、俳優としての彼を守りたい親心なのかもしれないが…。

2015/8/7

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