<<ほぼ日替わりコラム>>

稲川淳二に強力ライバルが登場!?
芸人情報ツウ会社員 佐藤
これまで、稲川淳二が独占して来た「心霊芸人」という枠。だがここに来て、期待の新人が現れた。その名も、松原タニシである。と言っても御存知ない方がほとんどだろう。彼は松竹芸人で文字通り「売れない」芸人である。だがそんな彼は数年前、事故物件の突撃取材をするとある番組に出演してから、「相場よりかなり安いから」という理由で事故物件を渡り歩いており、それが飯のタネになっているのだ。その体験談はいずれも、かなりリアルで背筋が寒くなるものばかり…。今回のコラムは残暑を吹き飛ばす意味も込めて、彼の体験談を紹介してみたい。
例えば、大阪市内の駅近ながら、2万6000円という格安だったとある物件の場合。不動産業者に事故物件を探してくれと頼むと「2文字としか言えない」と、紹介されたらしい。2文字とは、自殺、病死、殺人。いずれも普通なら絶対避けたい、まあ最悪病死は仕方ない…という感じだが、細かいことは気にしないというタニシは、そのまま入居を決めたという。
すると……。入居した夜、眠っている間に入った友人からの留守番電話に、ゴボゴボと変な雑音が入っていたという。しかもその友人に折り返し電話すると「かけていない」と言われたというのだ。そして、同じことがほかの知人でも続いたという…。
 数日後、このマンションの近くの飲食店でそれとなくこの物件について聞くと、息子が母親を殴り、湯船に顔をつけて殺した事件が起こっていたのだとか! ゴボゴボというのは、その時の音だったのだ。しかもその後浴室をのぞいてみると、鏡があるはずの場所が、セメントで塗り固められていたとか。事件の時に割れたのか、または、うつってはいけないものがうつるからなのか…。その後、部屋の畳をはがすと血痕があったり、眠っている間に女性の悲鳴が聞こえたりなど様々な怪現象があったらしいが、タニシはいつしかその環境に慣れてしまい、1年間もその物件に住み続けたのだという。
 ほかにも、タニシの引っ越しに関わった後輩3人が直後に事故にあってしまったり、ラップ音が続いたり、タニシ本人の体調が悪くなったりすることが、今も日常として続いているらしい。ある巫女さんからは、「人の霊ではなく、動物霊や魑魅魍魎がくっついて巨大化した畜生霊がついている」とも言われているらしいが、「メシのタネになっているから」と、今のところ除霊はしていないのだとか。なんともキモの座ったタマである。
 ちなみに不動産会社の友人に聞いた話だが、この「事故物件」、直前に住んでいた住人に「事故」が起こった場合は必ず言わなければならない法律があるそうだが、前の前の住人からは伝えなくていいそうだ。ということは…今あなたの住んでいる物件も、もしかしたら事故物件の可能性もあるかもしれない…。
2015/8/27


芸人情報ツウ会社員 佐藤のコラム一覧へ
コラムニスト一覧へ
日替りコラムTOPへ

芸能!裏チャンネルTOPへ

(c)StockTech.Inc
(c)Time Inc.