<<ほぼ日替わりコラム>>

大手事務所の意向が働いた赤江外し
かけ出し芸能記者マチ子
10月の番組改編で、テレビ朝日の平日朝にオンエアーされている情報番組「モーニングバード」の名称が、「羽鳥慎一モーニーングショー」にリニューアルすると発表された。自分の名前を冠にした番組を持てるという、アナウンサーとしては大出世と言えるのではないだろうか。
とは言え、この大抜擢で「やはりね」と信ぴょう性を高めたのが、ダブルでメイン司会を務めてきた赤江珠緒との不仲説や彼女に低視聴率の責任を問わせるスケープゴート説だ。その説を後押しするのが、この番組でレギュラーから離れるのは赤江ひとり。羽鳥をはじめ、その他コメンテーターやキャスターは続投という事実だ。
彼女が番組から外れることは、7月末に発表されたが、その際は自主降板と報じられた。自身のラジオ番組「たまむすび」の中でラジオとテレビの帯番組の2つを続けてきたが、体力的にキツくなってきたことを説明して、羽鳥との不仲説やクビ説を否定した。しかし、これは開く前表向きの理由だろう。羽鳥&赤江が「犬猿の仲」というのはもはや有名な話。「スーパーモーニング」時代から地味ながらも着実な仕事ぶりで老若男女に支持層を広げてきた赤江だが、羽鳥の加入によりいじわるなアドリブに恥をかかされたり、番組の中で現在は羽鳥のいじられ役となり下がっている彼女の立ち位置はもはやかわいそうとしか言えない。さらに、互いに番組をリードしたがるタイプなので、よくぶつかっていたおり、最近では番組作りにも羽鳥アナの意向が大きく反映されるようになっていたとか。これは、羽鳥アナが所属しているテイクオフは、宮根誠司も所属しているプロダクションであり、芸能界に大きな影響力を持つバーニング系の事務所だ。この事務所を通じて、羽鳥側の意向を伝えてくるため、番組スタッフは逆らうことができないのだとか。そんな中で、赤江は孤立している状態だった。
一方、最近の低視聴率の責任を赤江ひとりに負わせるスケープゴート説もある。主婦ウケがいいと言われる羽鳥の抜擢にもかかわらず、不倫から始まったと言われる再婚もマイナスに作用したこともあるだろう。しかし、バーニングに逆らえないため羽鳥をやめさせるわけにもいかず、赤江が身代わりになったとも。彼女の後任はテレ朝の局アナ。これで経費削減にはつながるが、主婦層に指示されない羽鳥をメインにした番組で視聴率を獲得できるのかは疑問である。
2015/9/16


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