<<ほぼ日替わりコラム>>

あのお笑いコンテストがついに復活!
芸人情報ツウ会社員 佐藤
とうとう今年、あの大型お笑いコンテストが復活した! そして、芸人たちには「吐くほどのプレッシャーと戦う日々」が帰ってきた…。そう、ジャカジャンジャンジャン♪という出囃子でお馴染み、「M-1グランプリ」である。(ちなみに参加したことのある芸人たちのほとんどは、あの出囃子を聞いただけで吐き気が襲ってくるそうだ)「M-1グランプリ」と言えば、元々は、黒い交際で今は芸能界になき島田紳助のプロデュースで2001年にスタート、2010年まで約10年に渡り開催された大人気お笑い番組である。今や中堅どころとしてお笑い界に君臨する「チュートリアル」や「ブラックマヨネーズ」、古くは「中川家」など、数々の人気芸人を輩出したことで知られている。また、優勝賞金が1000万円と破格だったことも当時話題で、一攫千金を狙った無名の若手たちが、血眼になってしのぎを削っていた。しかしそんな番組でさえも2010年には、10年という月日の中で少しずつ人気が落ち、「優勝者が絶対的なブレイクを遂げる」というサクセスストーリーも無くなりかけていた。そこで潔く終了! とした島田紳助の判断に、私としては拍手を送っていたのだが。テレビ局側のホンネを言えば、それでも、これだけ視聴率を稼げると分かっている番組を、終了したくはなかったのであろう。そこで、紳助も芸能界を引退し、ほとぼりがさめた5年後の今、復活という運びになったのではないかと思う。  
そして2015年の今大会。現在はまだ準決勝の段階だが、「銀シャリ」や「モンスターエンジン」など、やはりと思う中堅どころが通過する中で、最近少しずつメディアに露出が増えている「尼神インター」や、名前を聞いても全然ピンとこない若手も通過を果たしていて、早くも波乱を予想させる状況となっている。5年ぶりの開催の今年、あの優勝旗を手にするのはどのコンビなのか。個人的には、すでに名前を知っている中堅どころよりも、まったくのニュースターが現れたほうがいいのではないかと思う。そしてそのスターが驚くような成功ロードを突き進んでこそ、「M1グランプリ」の来年以降の開催、そして成功へとつながるのではないか。
気になる決勝は12月6日の日曜日。例年の開催日よりは少し早い気もするが、年末の風物詩が無くなりさみしい気持ちで待っていた1ファンとしては、その日が待ち遠しくて仕方がない。いったいどんな8組が勝ち上がるのか、そして、いわくつきの敗者復活戦で戻って来るのは誰なのか。それを考えると、今から胸が高鳴って仕方がない。
2015/11/16


芸人情報ツウ会社員 佐藤のコラム一覧へ
コラムニスト一覧へ
日替りコラムTOPへ

芸能!裏チャンネルTOPへ

(c)StockTech.Inc
(c)Time Inc.