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コロナウイルス何するものぞ!「地底アイドル」そのたくましい世界
代官山太郎
地下からメジャーまで実に沢山のアイドルが存在する昨今だが、そのヒエラルキーの最底辺に位置する「地底アイドル」と呼ばれる世界があるという。このところコロナウイルスの騒動でライブやイベント等を中止するアイドルグループも多いが、地底レベルになるとそれも関係なく通常営業するアイドルのほうが多いという。果たしてどんな世界が広がっているのか。

地底アイドルのキーワードはズバリ「濃厚接触」なのだとか。
「彼女たちにとって乃木坂46や欅坂46などの坂道グループやAKB48グループ、ハロプロなど一般的でメジャーなアイドルは『天空アイドル』です。アイドル界は底辺に行けば行くほどファンとの接触度も高くなりますが、『濃厚接触』がウリの地底アイドルは、ライブ後の物販でチェキを撮る際に後ろから寄り添うように胸を押し当ててくれる子もいます。そしてそういう子は人気が高くなる。人気を得るために女の子側からのサービス度も上がる一方です」(アキバ系ジャーナリスト)

果たしてそれを芸能のカテゴリーに入れて考えてよいものかどうかは、議論の分かれるところだろう。実態は限りなく風俗営業に近いのではないか。

「地底アイドルはコロナウイルスの感染拡大も関係ありません。通常営業です。むしろ、『コロナウイルスのためリスクを避けてライブを中止にします』なんて告知をすると、逆に『なんでお前ごときの規模のライブで中止なんだよ』とオタクにも大受けするので、シャレで中止にした地底アイドルもいるんです。実際、地底アイドルの現場は客の流動性がかなり少ないので、感染のリスクもほとんどないといわれています」(アキバ系ジャーナリスト)

何やらどこからが地下でどこからが地底になるのかは微妙なラインでもあり、アイドルの行動次第らしい。
「ネットに告知も出さず、口コミのつながりでカラオケボックスで毎週パーティー営業をしている子もいます。カラオケボックスでソファに横になって濃厚な2ショットサービスをしているのが見つかってカラオケボックスを出禁になった地底アイドルもいますよ」(アキバ系ジャーナリスト)

しかしそうまでして、「アイドル」と呼ばれたいものなのか。
「メンズの地下アイドルとつながることを目指して地底に足を踏み入れる女の子もいます。同じメンズ地下アイドルの取り合いになって、互いのスキャンダルをリークする女の子同士の争いなどもありましたよ」(アキバ系ジャーナリスト)

いやはや、いろいろな世界があるものだ。
2020/3/24


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