TYO:首相官邸前に4万5000人!「報ステ」美人アナも!

裏チャン編集部の入っているビルの最寄り駅は、東京メトロ銀座線の溜池山王駅。この駅と改札内でつながっているのが、千代田線の国会議事堂前駅。ご存じのとおり、国会議事堂や国立国会図書館などへのアクセスが便利な駅ですが、先週末、この駅の近くで毎週金曜日に行われているある出来事が、ようやく大手メディアで取り上げられました。

その出来事とは、首相官邸前における原発の再稼働に対する抗議行動です。

裏チャンでも、教授こと坂本龍一氏が参加を表明したと報じたこの抗議。当初の参加者は50人余りでしたが、ツイッターやフェイスブックといったSNSで情報が拡散し、300人、1000人、2700人、4000人、1万2000人と、週を追うごとに倍々ゲームで人数が増えていきました。そこで私め、22日には「オキュパイ・ウォールストリート」の2万人を越すかも…との期待で現場まで足を運ぶことに(というか、夕食後の腹ごなしがてら、ほぼ毎回参加しています)。

この日の官邸前では、「報道ステーション」(テレビ朝日系)の小川彩佳アナウンサーが懸命に取材活動をする姿が見られ、その様子は同日の同番組にて、10分以上の長尺で取り上げられました。集まった人数が4万5000人であったこと、「再稼働反対」のシュプレヒコールが官邸内にまで届いていること、そして、多くの国民がなし崩し的な再稼働の決定に納得せず声を上げ始めたこと…ニュースを伝える古舘伊知郎氏の言葉にも熱が入ります。

翌朝、キオスクに並んだ新聞を見ると、抗議行動を一面にしている東京新聞が目に飛び込んできました。4万5000人という数は、東京ドームが満員になった時とほぼ同じといっても差し支えないでしょう。この抗議行動はいつしか、ジャスミン革命ならぬ“紫陽花革命”と呼ばれるようになり、ツイッターでは一時、トレンドワードになりました。

この夏休み、遠方からスカイツリーに遊びに行くことを計画している方は、観光コースに金曜夜の首相官邸前周辺を加えてみてはいかがでしょうか。有名な俳優やミュージシャンがワン・オブ・ゼムとなって抗議の声を上げるこの場所に来れば、その熱気に、きっと何かを感じることができるはず。私が見た感じでは、抗議の列に加わらず距離を取って様子見するだけでもまったく問題なさそうでした。金曜夜の首相官邸前は、2012年の東京を象徴する場所の一つになりそうです。

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