TYO:忌野清志郎さんが愛したうどん店



5月2日に3回忌を迎えた忌野清志郎さん。今年も命日には東京・日本武道館で追悼イベントが行われましたが、その清志郎さんが愛したうどん店に足を運ぶ機会がありました。

お店の名前は「四国屋」。東京メトロ丸ノ内線の新中野駅から徒歩5分ほどで着きます。創業当初の半世紀前、都内にうどん専門店はほとんどなかったらしく、香川出身の先代が東京人の舌に合うように味をアレンジし、少しずつ界隈の人に受け入れられるようになったそうです。

人気メニューは、豚肉、油揚げ、長ネギがたっぷり入った「肉きざみ」で、具材の旨みが溶けたつゆの奥行きのある味わいがたまりません。むろん、うどんそのものの味も抜群。手ごねの手切りで腰が強く、モチモチならぬムチムチした食感に驚かされました。

ご主人によると、清志郎さんは大好きな自転車に乗ってフラッと姿を見せ、海老天をつまみながらビールを飲み、〆に「肉きざみ」か「カレーうどん」を食べることが多かったそうです。

清志郎さんは、讃岐うどんの本場・香川県で取材をした帰路に「四国屋」に寄ってくれたこともあるとか。当時、ご主人は自分のうどんの味にいまいち自信が持てなかったらしいのですが、清志郎さんが本場のうどんを食べたあとに「やっぱり『四国屋』に行きたい」ともらしたことをスタッフの方から又聞きし、「背中を押されたような心持ちでした」と、にこやかに話してくれました。

清志郎さんのファンはもちろん、そうでない人にもぜひ一度、足を運んでいただきたいお店です。

手打ちうどん 四国屋
住所:東京都中野区本町4-36-3
電話番号:03-3380-4598
営業時間:11:30〜15:00、18:00〜翌2:00
定休日:日曜・月曜・祝日


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