<<ほぼ日替わりコラム>>

紅白歌合戦に見る芸能事務所とNHKの力関係と蜜月ぶり
アラサー芸能通OL
2014年も「アッ」と言う間に過ぎ去って、2015年がやってきたわね。やっぱり、お笑い番組を見ながらみかんを食べて、気づいたらうたた寝をしていて…ていう、代わり映えのしない正月を送ってしまったわ…。
大晦日はここ3〜4年、『ダウンタウンの絶対に笑ってはいけない』シリーズか『紅白歌合戦』、どちらを見るかを迷っちゃうんだけど、結局ダウンタウンを録画して、紅白をリアルタイムで楽しむパターンに落ち着いているわ。
そんな私の生活はおいといて、紅白歌合戦の出演アーティスト不思議だったわよね。例年言えることだけど、この出場者のラインアップを見ると、芸能事務所とNHKの力関係や蜜月ぶりなどが透けて見えるのが面白いのよね。
今回まず注目したいのは落選組ね。浜崎あゆみが公式発表よりも前にフライングして、負け惜しみ(?)「卒業」宣言をしちゃって失笑ものだったけど、それ以外にもaikoやコブクロ、ゆず、ドリカムなど紅白常連組が落選したことも注目を集めたわ。
特にデビュー時から安定した人気を誇り、「ポニーキャニオンの女帝」との異名をもつaikoの落選は業界的に衝撃的だったそうよ。コブクロはソチ五輪のテーマ曲を担当したとはいえ、個人事務所とも言える「ミノスケオフィスコブクロ」という小さな事務所所属だし、大手プロダクションの『研音』と業務提携しているとはいうものの、音楽方面にあまり力がないらしいっていうのも影響したみたいね。
和田アキ子が所属するホリプロや、ジャニーズなど、力のある大手事務所に追い出されてしまい、個人事務所や力を持たない小さな事務所が大きな力を持つ事務所の割をくったカタチになっているわ。
特にジャニーズは、2009年〜11年は4枠、12〜14年は5枠だったのに、今回はなんと6枠になって、もはや紅白はジャニーズの年末カウントダウンイベント状態ね。ま、幅広い年代のグループを集めることで、若者から年配までたくさんの視聴者を獲得できるには違いないけど…。
そして何と言っても、一番の目玉は特別枠出場となるサザンオールスターズだったわね。この出場にはちょっぴり裏があって、実はサザンが所属する大手プロダクション『アミューズ』に同じく所属しているポルノグラフィティもこれまでは紅白常連組。実は、浜崎あゆみと同じく卒業を打診されていたのだけど、サザンオールスターズのバーターでギリギリ当選することができたらしいわ。
こう言う見方をすると、紅白が目指す「本当に視聴者が見たい歌手」を集めるという主旨とは遠くはなれているけど、紅白を見終わった後はそれなりに満足と心地よい感動に包まれるから、それでいいのかもしれないわね。
2015/1/8


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