<<ほぼ日替わりコラム>>

相棒への抜擢は吉か凶か
かけ出し芸能記者マチ子
人気ドラマ「相棒 season13」が3月に終わりを迎えた。3代目相棒・成宮寛貴演じる甲斐亨が、実は“相棒”だった3年間もの間、水谷豊演じる杉下右京の目を欺き、“ダークナイト”として、警察の手が及ばない隠れた悪党に制裁を加えていた、という衝撃的な結末に一時ネットは騒然とした。成宮の降板は事前に発表されていたものの、「相棒始まって以来の殉職か?」「病気の彼女のために退職するのでは?」というファンの予想を裏切る形に。例え、彼が犯人であるという結末であっても、これまでに細かな設定や伏線をはられていれば、ファンも納得したことだろう。脚本家の腕をこれまでの秀逸なストーリーの中で見せつけていただけに、今回の甲斐亨=ダークナイトである伏線が全然はられていなかったことに、ファンは怒りや失望を抱いたに違いない。
 このひどい仕打ちとも言える成宮の降板は、ファンの間では「彼の演技力に不満をもっていた水谷天皇の反感を買ったからでは?」と推測されている。
そして早くも、次なるseason14の新相棒が早くも予想されているが、特に初代相棒であった寺脇康文との因果関係は根強く伝えられているため、彼の所属事務所「アミューズ」からは出演者を選出することが難しくなっているそうだ。
 ただ今、新相棒としての候補として名が挙がっている俳優のひとりに反町隆史がいる。彼が所属する大手プロダクション「研音」にしても、人気俳優を多数抱えているだけに、もし「相棒season14」で水谷の機嫌を損ねてしまうと、テレビ朝日との関係までこじれてしまうのではないか?と危惧しているという。プロダクション側としては、大ヒットドラマ「相棒」で成功すれば俳優としてのポジションや知名度もより一層上がる、少なくとも半年間の仕事は保障されるというメリットはありながらも、ひとつ転べば成宮のように俳優としての評価をぐっと下げてしまう可能性もあり、例え相棒オーディションに受かったところで手放しで喜べないのが実のところだろう。
反町隆史以外には、仲間由紀恵、稲垣吾郎、松坂桃李など華やかな名前が飛び交っているが、個人的には大泉洋や北村一輝、故・蟹江敬三の息子・蟹江一平なんかもどうだろうか?なんて思っている。さて新相棒が発表されるのは秋頃だろうか。それまであれこれ予想して楽しみたいと思っているのは、まだ相棒に裏切られても次作に期待したいファン心である。
2015/4/8


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