<<ほぼ日替わりコラム>>

往年のトップアイドル対決!
アイドルおたくライター小林
フジテレビ系の新番組「水曜歌謡祭」がこの4月からはじまったけど、みんな見たかな〜? 私が若いころに一斉風靡したモリタカ(この言い方、懐かしいわ〜)が、初司会を務めるとあって、ちょっとこわいものみたさで見ちゃった。
 若い人にとっては、モリタカ=江口洋介の奥さんっていう印象が強いかもしれないけど、90年代の初頭に南沙織のデビュー曲「17才」をカバーして一躍有名人の仲間入りしたのよ。その後は、みんなもご存知の「私がオバさんになっても」や「気分爽快」など数々の楽曲が大ヒットしたわね。
 そんなモリタカが、昔の音楽番組にはたくさん出てたのは覚えているけど、過去、司会者としての彼女を見たことはなかったの。最近では「ウチのごはん〜♪」って歌うCMでしかみなかったし。だから、今回の「水曜歌謡祭」での彼女の立ち回りに、見てるこっちがヒヤヒヤしちゃったわよ。予想どおり、気の利いたコメントもできないし、声は小さいし(明菜ほどじゃないけどね)、かといって女子アナのようにニコニコもしていない…。っていうかそもそも、モリタカ自身が当時、アイドル志向じゃなくて、どっちかと言えばアーティスト気取りだったじゃない? 私はアイドルとは違うのよー、ドラムもたたけちゃうし、渡良瀬橋までわざわざ足を運んで歌詞を書いたりするんだから、っていうスタンスだったのを思い出しちゃったわ。
 そんな彼女をなぜ司会に抜擢したのか、っていうところに現在のフジテレビの迷走具合を感じちゃうわ。高島彩とか女子アナにしておくほうが、年齢に関わらず音楽番組を純粋に楽しみたい層をキャッチできたんじゃないかしら。
 で、そんなモリタカの対極として、思わぬところで株を上げたと言われているのが工藤静香と報じられたのがなんとも皮肉よね。若いアイドルと競演したことでその歌唱力が目立ったとか、2人の子どもがいるのにも関わらず抜群のプロポーションにプロ意識の高さを感じたのだとか…。
 この往年のアイドル対決。私としては本業で勝負するか、司会というジャンルに挑戦してしまったのか、というところに、今回の評価の差が出ているような気がするわね。モリタカも昔の歌を歌ったり、tofubeats とフィーチャリングした「Don't Stop The Music」なんかを歌っておけばよかったのに〜と思うわ。ま、しばらく続きそうだからも、モリタカの司会はさておき、ちょっと長い目で見てみようかな。
2015/4/22


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