<<ほぼ日替わりコラム>>

黒田復帰は、あの人の功績!?
芸人情報ツウ会社員 佐藤
メッセンジャー黒田と国生さゆり。なんとも大人でクセのあるカップルが誕生したものだ。しかも、もう1年になるという。メッセンジャー黒田と言えば、2009年、大阪はミナミのガールズバーで、25万円もの高額請求をされたことに腹を立て、暴力事件を起こしたことが記憶に新しい。逮捕時は「自分はケンカを止めに入っただけ」などと供述していたが、数日後に供述が一変。「自分が真っ先に手を出した」と認めたことから、当時はかなり悪質な事件として報道された。
が、このガールズバーが、いわゆる「ぼったくりバー」で、有名人である黒田に目をつけ高額な請求をしたのであろうことは暗黙の事実である。いや、もしかしたら黒田を殴るように挑発し、慰謝料をとることが最初からの目的だったのでは、という声も私のところには聞こえている。いずれにせよ、この事件は黒田にとってはとんだ災難だった。この事件が元で、当時冠番組を複数抱える売れっ子だった黒田が、2010年4月に舞台に復帰するまで、約1年もの間、「無期限謹慎処分」になったのだから…。
まあしかし、黒田自身は割合に前向きで、ペン習字を習ったり、DVDを見たりしながら、わりあいのんびりと過ごしていたらしい。実は私は偶然、この頃の黒田の生活を垣間見る機会があった。とある和食店に入った時のことだ。店頭に、その名も「黒だし」という出汁が売られていたのである。なんとなく手に取ってみると、そこには、メッセンジャー黒田のプロデュースという文字が!!折しも時は謹慎中である。なんでも、この和食店の店主が古くからの黒田の友人で、調理新免許を持つ黒田に声をかけ、プロデュースが実現したとか。その頃には、芸能界に戻れなくなったことを考えて、色々種を蒔いていたのかもしれない。
当時、私は彼の招魂たくましさになんだかニヤリとして、これなら絶対帰ってくるだろう! と思ったものだが、その判断が間違っていなくて良かった。相方の相原も、黒田が戻ってくるまでメッセンジャーの看板を一人で背負い、本当によく頑張っていたのだから。黒田の隣でほぼ存在感の無かった相原が、「ごきげんブランニュー」などの番組で、メキメキ存在感を増していったのは、ひとえに「黒田が帰ってくるまでメッセンジャーを俺が守る」という責任感だったのではないかと思う。
たかじん急逝はお笑い界にとって本当に残念なニュースだったが、それがあったからこそ、たかじんが指名した黒田が、再び司会としてテレビの世界に戻って来れた。これは、たかじんの残した大きな功績のひとつであろう。黒田にはもっともっと頑張って欲しいものだ。そして、プライベートでも幸せになってもらいたいが…古くは長渕剛、そしてあのうさん臭い前夫の社長と、どうも男の趣味が悪く、不幸な結末を毎回迎える国生さゆりが相手では…それはちょっと難しいかもしれない。
2015/6/17


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