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女優がそんなにえらいのか!?
アラサー芸能通OL
エリカ様の「別に」や倖田來未の「羊水が腐る」発言などなど、「あ〜あ、それを言っちゃあダメでしょ」っていう芸能人の失言って、思い返せば色々あるけど、久しぶりに「やっちゃった!」って思ったのが、今旬の女優・広瀬すずの裏方さん蔑視発言ね。
6月18日に放送された「とんねるずのみなさんのおかげでした」で、彼女がテレビ局の照明スタッフや音声スタッフに対して、「なんで自分の人生を、女優さんの声を録ることだけに懸けてるんだろう」「きっと大人になって年齢を重ねると共に本当に棒を…声を録るだけでいいの?」、極めつけはエンディングで「棒に人生かけてる人と話ができてよかった」って 笑いながら言ったのよ。これに注目が集まって、「職業蔑視だ」「天狗になっている」「17歳にもなって言っていいことと悪いことがある」「性格悪すぎ」等々、怒りの声が爆発。私もこの発言には、はっきり言って怒り心頭、「女優がそんなにえらいのか!?」って激しい憤りをおぼえたわ。
ドラマに限らずだけど、映画でも舞台でもひとつの作品を完成させるため、演者はもちろん、監督やディレクター、照明、音響、コーディネーター、衣装、ヘアメイク、ADなどなど、様々な職業の人たちが必死の努力を重ねているわ。逆に言うと表を支える裏方さんがいないと作品が成り立たないとも言えるわね。もちろん、芸能の分野に限らず、何か一つの商品やサービスを生み出すためには、色んな職業の人が関わっているものよ。表側に立つか裏方にまわるかの違いだけ。それを、まるで一番がすごくて、他の人の職業に価値がない…みたいなことって、どうして言えるのかしらね。
広瀬すず側はこの騒ぎを受けてツイッターで「ごめんなさい。」と謝罪したけど、ちょっと所属事務所の「フォスター」さん!これもどうなっているのかしら。どうやらいつもはスマホから投稿しているらしいのに、これだけはパソコンから=つまり事務所が書いた文章を発信っていうことらしいじゃない。しかも、謝るなら「ごめんなさい。」じゃなくて「申し訳ありません。」じゃないのかしら?って思うのは、私がアラサーだからかしら。
人生や芸能界の経験が浅いから、17歳の女の子の無邪気な発言だから、ちょっと変わっている私をアピールしたかったんじゃ、今売れているから…なんて理由で、擁護する人もいるだろうけど、ここで擁護したら彼女がダメなままよ。これからも女優として活躍させていきたいんだったら、輝く自分を作ってくれるのは裏方がいてこそことだって「フォスター」さんがしっかり教育しなくちゃ。
2015/6/25


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