<<ほぼ日替わりコラム>>

とにかく明るい安村、第二の小島よしおとなれるか?
クリエイティブディレクターKY
「安心してください、履いてますから」の決めゼリフで一躍ブレイクした芸人、と言えば“とにかく明るい安村”。僕が年初に今年ブレイクする芸人に違いないと書かせてもらったとおり、見事いろんな番組で目にするようになったよね。ぽっちゃりした体型に、女性モノの水着を着ているものだから、ピッチャーや相撲のポーズをとると、本当に全裸に見えるから笑えるよね、ハッハッハッ。毎回、くだらないなーと思いながら笑わせてもらっているよ。
ところが、そんなとにかく明るい安村が最近抱えている不安が、どうやら2つあるとか。ひとつは、裸芸人は長続きしないというジンクス。インパクトはあるが様々な番組に出続けることで、やはり飽きられるということがあるのだろうね。しかも「裸芸」の先輩である、品川庄司の庄司が、「裸は芸能界での最下層です、一番下だと思う」と、高いギャラがのぞめないと言ったこととも、その不安を後押ししているかもしれないねぇ。
 そしてもう一つの悩みは、いつパンツを履くかという問題だそうだ。普段パンイチでやっているものなんだから、「全裸に見えるポーズ」ネタの次のステップに踏み出して、一発屋芸人から抜け出したい、次のステップに踏み出したいというのが本音みたいだね。と言うのも彼にはまだ小さい娘さんがいるみたいで、この全裸芸を続けて言うと娘さんが「これから幼稚園、小学生となったときに『お前の父ちゃん裸だろ』『全裸だろ』って言われたら…」と、父親として娘を想うがゆえの悩みを抱えているそうだね。まぁ子供ってものは素直な分、残酷なところもあるからねぇ。自分の仕事のせいで「やーい全裸の子供」なんていじめられでもして、娘が登校拒否にでもなったら…って思うと、これからの芸風考えちゃうよね。
 とはいっても、全裸でつかんだこのチャンス、みすみす逃すわけにはいかないよ。ここで思い出してもらいたいのが、再ブレイクを果たした芸人・小島よしおだよね。前回も書いたけど、彼は、大人の笑いを捨て、裸が大好きな子供にターゲットをしぼることで、見事復活を果たしたのだ。そして今や年収一億を稼ぐと言われ、子供たちにとってはアンパンマンと同じくヒーロー的な存在となっている。とにかく明るい安村も、小島よしおの復活例を参考にして、ぜひこの裸芸を極めて、新たな子供たちのヒーローを目指してみてはどうだろうか?
2015/8/29


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