<<ほぼ日替わりコラム>>

笑って、泣いて、人生イロイロ
クリエイティブディレクターKY
いや〜、今回も笑わせてもらっちゃったよ。えっ?何って?10月初旬にテレビ東京系列で放映された、バラエティ番組「家、ついて行ってイイですか?」のことなんだけど、みんな見たかなぁ?
終電を逃した人に、スタッフが「タクシー代を出すので家について行ってイイですか?」と声を変えて、家を見せてもらいながらインタビューをおこなうっていう、ただそれだけなんだけど、なんとも斬新な番組。2014年のレギュラー番組を得て、最近では番組改編期に特番として放映されていたけど、今シーズンからレギュラー第2期が開始することになったらしいね。
 何がおかしいって、リアルな人間ドラマが見えてくるところだよね。例えば、前回か前々回かは忘れちゃったけど、番組スタッフが声をかけた営業をしている男性で、ちょうと妻が「今日(家を)出ていきます」と言われちゃった人の家に、ついて行っちゃったときはドキドキしちゃった。タクシーで家に到着すると、家具や照明器具、おくさんの服、洗濯機やエアコンまで、全て撤去されていてもぬけの殻、という状態。そこから語られる、彼と奥さんのなれそめや、家を出て行った理由…。
 今回は、勤めていたNTTをやめてお笑い芸人を目指す28歳の男性もいたなぁ。相方と共同生活をおくりながら、フリーで芸人をしているらしいけど、まったく稼げず、父親にもなかなか話せないっていう、ねぇ。
登場する人たちを、当たり前だけどまったく知らない人なんだけど、人生の悲喜こもごもをみせられて、笑ったり悲しくなったりしちゃうんだよね。最後には、ガンバレーって応援したくなっちゃうし。この感覚はなんだろうって思っていたら、ひとつ近しいのが、居酒屋なんかで横になった人とついつい意気投合しちゃって、自分たちの人生を語り合っちゃうって感じに似ているのかな。とは言え、初対面だから、あくまでも踏み込まず、通りすがりの位置にいるからこその、心地よい距離感で、今だけなんでも話せるような、感じかな。
ちなみにレギュラー司会は、ビビる大木とおぎやはぎの矢作兼なんだけど、ひとつのVTRを見終わって、自然にトークしているんだけど、その舞台も番組スタッフが街頭で声を掛けて使用許可をもらった一般人の家屋で、その住民と一緒にVTRを見て、ふたりらしいゆる〜い会話をしているっていうのも、まったくおかしいよね、ハッハッハッ!ついつい終電を逃しがちなボクにも声をかけてくれたら、ボクの人生も語っちゃうんだけどなぁ。
2015/10/16


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