<<ほぼ日替わりコラム>>

紅白卒業って自分で言うモノ!?
Kis-My-Ft2大好き!T橋M美
こないだ紅白の出場歌手が発表されたけど、年々アイドルの数が増えてきているわネ。イノッチが司会だなんてとってもうれしいわ! ウチの娘はキスマイが出ないならガキ使を見るなんて言っているけどチャンネルは死守ヨ!じわじわと出場グループが増えて、司会も独占状態のジャニーズはしばらく安泰だとして、紅組の女性アイドルはもう地獄絵図ネ。アイドル戦国時代と呼ばれてたくさんのアイドルが活躍しているけど、その分落選してしまう子たちも多いわヨネ。今年はきゃりーぱみゅぱみゅ、SKE48、ももいろクローバーZ…と何度も出場実績のあるメジャーどころが次々と落選していったワ。私が気になったのはやっぱりももクロちゃんの「卒業宣言」。出場者発表日に「私たちは紅白歌合戦を卒業します。私たちは私たちのやり方でど真ん中を歩きます」というメッセージがホームページに掲載されたけど、正直「負け惜しみ!?」って感じヨネ。これがもし発表前だったら、潔さを認めてたところだけど。実際、翌日のブログでメンバーみんな悔しさを綴っていたじゃないの。一番印象的だったのは夏菜子チャンの「もう泣き疲れた。笑」っていう素直な言葉。等身大の表現に胸が打たれたわ!そうよ、こういうのでいいじゃない!プロデュースしてる大人たちはホントバカ。だって卒業なんていったらこれから先、もう出られないじゃない。「悔しいですが、がんばります! これからも応援よろしくお願いします。むしろカウントダウンコンサートを紅白以上に盛り上げるからな〜!」って明るくひたむきなももクロちゃんらしい公式発表をしてほしかったワ。
 そうそう、紅白をめぐるアイドルの卒業劇といえば、一昨年にAKB48の大島優子ちゃんが紅白生放送中にグループからの卒業発表をしたのを思い出すワ。エッ!?今発表するの!?そ、そうなんだ…って結構微妙な雰囲気になったわヨネ…。前例のないコトだし、サプライズを売りにしている彼女たちからすると“してやったり”かもしれないけど、ファン以外との温度差がすごかったワ。しかもサブちゃんが出場50回目を節目に「紅白卒業」を宣言した、勇退の年だったのヨ。「おいおい…大御所の晴れ舞台なのに、いいのか!?」っていう空気をビンビン感じたワ。サブちゃんといえば、いつだったかSMAPが一緒になって紙ふぶきが舞うなか大漁旗を振ってステージを盛り上げていたわヨネ。そうよ!やっぱりアイドルはみんなを笑顔にすることが使命なのよ! アウェーのステージに自分たちのノリを持ち込んじゃダメ! 誰も得しないワ。そういう意味ではももクロちゃん初登場のときの演出はすばらしかったワ! 元メンバーの早見あかりちゃんのメンバーカラーを使った演出があったんだけど、わかる人だけにわかるささやかなものだったのヨ。私でもジーンとしちゃったぐらいだから、昔からの“モノノフ”はきっとテレビの前で号泣してたと思うワ。あの頃は謙虚さはもちろん、自分たちのサクセスストーリーに紅白を利用する賢さがあったのに、どうしちゃったのかしらネ。やっぱり、サプライズやストーリーを仕掛けて、上手に演出するのもいいけど、本物の“生き様”を見せ続けたほう方が伝説になれると思うナ。30年以上経っても、紅白に話題を提供し続ける永遠のアイドル・聖子ちゃんや明菜のようにネ。
2015/12/8


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