<<ほぼ日替わりコラム>>

物語で楽しむ! アイドルたちのリアルな心理!?
Kis-My-Ft2大好き!T橋M美
年末の紅白ではあっちゃんと大島優子チャンがサプライズ登場したAKBは、次のシングル曲の選抜にOGが参加することが決まったり、卒業生に頼るシーンが目立ってきたわ。なんとなく最近は女性アイドル界隈にも終末感がものすごく漂っているわよね。ついこないだ、宮澤佐江チャンに続いて梅田彩佳チャンの卒業発表があってAKB2期生が全滅したわ。(某有名ジムのCMで話題の1期生・峯岸チャンのしぶとさは見事!)ハロプロでは新世代エース鞘師チャンが卒業しちゃったし、フェアリーズのボイコット事件とか、幅広いアイドルが出演する、地上波では貴重な懐深いNHKの歌番組「MJ」が打ち切りとか、各所で店じまいの足音が聞こえなくもないけど、私はまだまだアイドルチャンに楽しませてもらう気満々よ。だからというワケじゃないけど、こないだ娘と一緒にHey!Say!JUMP中島裕翔クンが主演する映画「ピンクとグレー」を見に行ってきたのよ。小説家としての実績もあるNEWSの加藤シゲアキクンが原作っていうのもかなりフックよね。“現役アイドルが描く、芸能界の裏と表で苦悩する青年の物語”なーんて謳い文句に飛びついてみてみたけど、なんか拍子抜けだったわァ。週刊誌にスキャンダルをすっぱ抜かれて〜トカ、俺はアイツのバーターは嫌です!とかなんとかで反発するトカ、ピュアな正義感を逆手にとって暴力事件を仕立て上げられるトカ…起きる出来事がベタなのよネ。アイドル自らが描くことでしか表現できない細やかな心の揺れとか意外な捉え方とか、そんな発見があることを期待してたんだけど…まぁ仕方ないわね。中島クンのセクシーなシーンも楽しめたし総合的には悪くなかったわ。娘が玉森クンから心変わりしちゃうんじゃない!?って心配するほど魅力的だったわよ〜。
まぁ餅は餅屋っていうけど、アイドルを舞台にしたフィクションを楽しむっていうなら朝井リョウの小説「武道館」がよかったワ。表舞台で輝くアイドルのリアルで生々しい描写はダンゼンこっちよね。「桐島、部活やめるってよ」でヒットを飛ばした売れっ子作家というのももちろんだし、熱狂的なハロプロファンというだけあって、アイドルの内面まで切り込む繊細な視点はさすがだワァ。たくさんのファンを抱えて期待に応えることがお仕事のアイドルチャン。そんな自分に誇りを持ってるんだけど、普通の女の子みたいに幼馴染と恋したい!とか、わかってるけど食欲が抑えられない!とかそういう葛藤が描かれてるのよ。わかるゥ〜〜!って私アイドルじゃないけど共感しちゃったもの。2月からはフジでドラマ化も決まってるし、つんくチャンが推薦帯を書いた縁で、ハロプロ期待の若手ユニット「Juice=Juice」のメンバーがまるごと主演のアイドルグループに扮して、演技だけじゃなくて歌って踊ったりもするみたい。彼女たちってパフォーマンスの評判もいいからそこのところも楽しみだワ。つんくチャンはこないだキスマイに楽曲提供してたから、娘も興味を持ってるみたい。感想を言い合うのが楽しみ…何て悠長なこと言ってたらJuice=Juiceのサブリーダーの金澤朋子ちゃんが「子宮内膜症」だって発表されてるじゃないの! 病気と向き合いながら活動を続けるって本人の言葉があったし、精一杯応援してあげたいわ。事実は小説より奇なり…って正にそうなのかも。
2016/1/27


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