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悲願達成!レオ様とアカデミー賞の軌跡をたどる
Kis-My-Ft2大好き!T橋M美
悲願達成!レオ様とアカデミー賞の軌跡をたどる
いつも日本のアイドル・ジャニーズに夢中の私。でも、今回ばかりは少しグローバルな話題よ(アイドルとはちょっと違うかもしれないけれどもね…)。それは、私たちの白馬のプリンス・レオ様ことレオナルド・ディカプリオがついにアカデミー賞を取ったという大ニュース。コレを知らない人なんていないでしょ?
レオ様は何度も候補に選ばれていたのに、どうしても取れなかったの。そうして迎えた今年の受賞。長年の悲願を達成してくれて、私もうれしいわ。レオ様は授賞式のときに淡々と挨拶してたように見えたけど、私としては胸いっぱいよ。
「アカデミー賞って何?」って方もいるかもしれないから、ちょっとご説明を。アカデミー賞は、毎年度末に受賞式が行われる、最も有名な映画賞のこと。受賞者にはオスカー像が与えられることから別名オスカー賞とも言われているの。そんなアカデミー賞とレオ様の軌跡が始まったのは、レオ様が19歳のとき。1994年「ギルバード・グレイプ」でジョニー・デップの弟役を演じ、初の助演男優賞ノミネート。知的障害をもった無邪気な弟という難しい役どころを見事に演じ、批評家から絶賛の嵐だったの。でもこの年は、残念ながら受賞できなかった。
レオ様の代表作で最も有名な「タイタニック」はそれから4年後のこと。歴代最多の14部門ノミネートした作品だったのに、なぜか主演男優賞のレオ様だけ落選しちゃって…。あまりのショックでレオ様は授賞式を欠席(今風に言えば、バックレたってことかしら)。またしても残念な結果になってしまったわ。
そんなショックに打ちのめされたレオ様に、さらなる追い打ちが。それが1999年の「仮面の男」よ。アカデミー賞の裏で行われている最低映画の祭典、ゴールデン・ラズベリー賞を受賞してしまったの。演技力は文句ナシなのに、「なんでこんなことに」って感じよね。作品に恵まれなかったんじゃないかと私は思ってる。まあ、私より当人の方が困惑してたんだと思うけど。
その後もレオ様の受難はまだまだ続いて、2003年の「ギャング・オブ・ニューヨーク」では、エントリーすらされなかった。そして、2005年の「アビエイター」でようやく主演男優賞としては初ノミネート。2007年「ブラック・ダイヤモンド」や「ディパーテッド」で素晴らしい演技力を見せつけるも、ノミネートどまり。2009年から「ジャンゴ 繋がれざる者」などさまざまな役に挑戦し続けるも、かすりもしない。2014年の「ウルフ・オブ・ストリート」では主演とプロデュースもしていたのに、W受賞の夢は破れ、あえなく撃沈。
そんな失意の過去を経て迎えたのが、今年2016年「レヴェナント 蘇えりし者」よ。初ノミネートから22年の時を経て、ようやく成就した悲願。こみ上げる感情を抑えつつ、涙ながらに語るのかと思ったわ。そんな私の期待を裏切り、まず口にしたのは共演した出演者にねぎらいの言葉だった。そして自然災害のことも取り上げ、「当たり前なことはない」と力強いメッセージ。私の見解としては、この呪いのような22年間のレオ様を表現したんだと思う。
自分の中の当たり前は、当たり前ではなかった。今この受賞をありがたく受け取り、それに驕ることなく邁進し続ける。そんな決意がこの短い挨拶に秘められていた気がするの。今でもあの「タイタニック」のイメージが忘れられないけれど、これからもっといろんな役を演じて、活躍していってほしいわ〜。
2016/3/17


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