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名門オスカーに暗雲 新CCガールズいきなり2人脱退が意味するもの
代官山太郎
上戸彩や米倉涼子が所属するオスカープロモーションが令和の時代に復活させたセクシー女性グループの3代目CCガールズが、結成発表からたった1カ月で離脱者を出した。5人組ということで9月に華々しく発表された新CCガールズだが、一気に2人が脱退し、今後新メンバーを追加するが当面は3人での活動を余儀なくされそうだ。

初代CCガールズは平成始まってまもない1990年に4人組で結成され、バラエティー番組で活躍、歌も歌うとともに、グラビアやビデオなどでセクシー路線を突っ走った。しかしその4人に不協和音が生じ、仲が悪いままグループは無理やり継続したがやはり持たず、その後グループはメンバーチェンジを繰り返して、初代の4人が一人もいなくなった時点で2代目となるが、結局は2003年をもって消滅した。

呪われた歴史といったらさすがに言い過ぎかもしれないが、CCガールズの歴史をひもとくとやや難ありの歴史であることは否めない。それが今回の3代目CCガールズのメンバー脱退騒動で決定的となった。

オスカープロモーションでは現在、自他ともに認める稼ぎ頭は米倉涼子ぐらい。上戸彩は育児もあり仕事をセーブ、剛力彩芽はプライベートで話題を提供しているが肝心の仕事でいまだ実績薄。武井咲もデキ婚でメインストリームからやや外れ。このところ売り出しに力を入れていた高橋ひかるも、自律神経の乱れによる体調不良で年内休養を発表した。さらに事務所自体にも昨年からきな臭い話題がのぼっている。週刊誌に、パワハラで社員40人が退社したと報じられたのだ。

そうした流れの中で起きた新CCガールズのメンバー2人脱退騒動。脱退した2人は今月初旬の初イベントもインフルエンザを理由に欠席していたので、そのときにはすでに収拾のつかない事態が発生していたと考えられる。

本来ならマネージメントのしっかりした名門プロダクションであるはずだが、大きな変化が起きているようだ。その象徴が今回の脱退騒動だろう。新CCガールズにとどまらず、今後も騒動が続くのを心配する声も業界内では出ている。
2019/10/21


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