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A感覚の不思議!奥様たちへの進言
クロコママ
いらっしゃい。今日もサービスするわよ。前回は、2丁目に来たノン気の男性がゲイにはまっちゃう話をしたけど、その多くのキッカケが、この業界で言う「A感覚」なのよね。これって作家の稲垣足穂が命名したんだけど、今では古の2丁目の妖怪たちの間では、普通に出てくる単語よね(笑)。

いわゆるアナル、肛門の快感に目覚めてしまうことを言うんだけど、女性の快感はヴァギナだからV感覚と呼んでいるのよ。以前は、このA感覚も以前とは全然意味合いが違うのね。

かつてニューハーフの女性の中の多くは、ビジュアル的にかなり厳しいものだから、よく泥酔した男性を逆ナンパして家に連れ込んで、真っ暗なアパートで男性を犯して、お小遣いを稼いだりしたのよ。でも男性は最後まで、そのニューハーフが男性だと気づかなかったということが多かったの。それは彼女たちのテクが抜群で、最後はアナルで受け止めるのよ。その感覚が「A感覚」として一般的だったの。

今はまるで逆で、ノン気の男性がゲイに誘われて、アナル処女を奪われちゃうのが一般的。すると、男性には肛門の奥のほうに、前立腺という器官があるんだけど、それが快楽のポイントで、それで「A感覚」に目覚めちゃうというケースが本当に多いのよ。

だから、悪いことは言わないわ。キレイな女性に弱いという男性を夫に持った奥様は、絶対にニューハーフのお店に行かせちゃダメよ。行っていいのは、私のような汚いオカマのいる店よ。わかったわね(笑)。

本当に、イケメンだとか、ブサイクだとか「A感覚」にハマル人は外見や性格ではわからないもの。そもそも男性が、大腸の検査でもないのにアナルに指を入れられるのに抵抗がない方が、おかしいでしょ。そういう性に好奇心旺盛なタイプの男性は気をつけたほうがいいかもね。でもそういう男性が増えたほうが私にもチャンスがあると思うじゃない? でも「A感覚」に女性を体験してから目覚めても汚いおかまにはチャンスがないの。ホント、世の中って不条理よね。
2014/6/28


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