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キムタク復活?「HERO」視聴率を聞くと…
はるか
はるかです。テレビ局に出入りしていると改編の時期になると、がらりと雰囲気が変わるんです。というのも局の壁には、視聴率の書いた数字が並んでいたり、宣伝のポスターがベタベタとそれこそ、スキマのないほど貼られていたりするので、ポスターの変化で、局の一押しがわかったりするんですね。

そうした中で、今回の改編でフジテレビの「HERO」に対する気合いの入れようは、尋常ではなかったですね。実際、私自身は、ドラマの現場にあまりお邪魔することないんですけど、そんな私でも「HEROには社運がかかっているんですよ」という話をそこかしこで聞きました。かつては、ドラマでヒットを連発していたフジテレビですけど、最近は、社内的には、あまり厚遇されていなかっただけに、一挙に大逆転を狙っているみたいなんです。

「イマのフジの社長は、ドラマの制作出身で、その後、人気シリーズを次々と映画化する手法でヒットを連発してきた人物。その人が、経営のトップに立ったことで、これまで『金食い虫』と言われていたドラマのスタッフも俄然気合いが入っている。今回の『HERO』にしても普段のドラマの2倍程度の制作費。その前クール(3カ月)が、低視聴率に泣いた尾野真千子主演の『極悪ガンボ』だったのも『HERO』の制作費を捻出するために低予算で作られたという社内事情もあります(笑)」(フジテレビ社員)

さすがに、これまでにないフジテレビの力の入れようで、視聴率も初回が26.9%という驚異的な数字。これには、クールで知られる主演のキムタクさんもニンマリの様子だったみたいです。

「数字はすぐにキムタクにも伝わったみたいですけど、本人はスタッフから聞いて、『ウッシ』と漏らしたほど。普段は、感情を出さないキムタクにしてはかなり異例だったみたいです。それほど、今度のドラマにかける意気込みは尋常ではなかった」(前出・フジ社員)

さらに、これまであった「キムタクタイム」も一変したと言います。

「もともとキムタクのドラマは、キムタクの撮影スケジュール優先だったが、今回ばかりは、撮影のスケジュールがタイトなので撮影順を優先。前回の相棒だった松たか子の降板に、キムタクサイドも態度を軟化させた。そればかりか、今までは番宣には消極的だったキムタクが、まさかのスケジュールを空けるということも功を奏した。しかも3日間も空けて『奇跡が起きた』と宣伝の関係者も驚きを隠せませんでしたね」(別のフジ関係者)

その内心には、キムタクさんの、役者としてのあせりがあったみたいですね。昨年の「安堂ロイド」に続いて、正月の時代劇も大コケ。それなのに、フジテレビは27時間テレビ含めて、SMAPシフトの歓待ぶりに、ジャニーズサイドもいつになく上機嫌で、フジとのタッグに臨んでいるとか。

ただ、2回目の視聴率が急降下しているだけに、皆さん、今後の数字に戦々恐々としてましたけど、キムタクパワーいまだ健在に、本人が一番ほっとしているみたいですよね〜。私も応援してますよ。でも、北川景子ちゃんでなく、松さん見たかったなあというのが、本音だったりします(笑)。
2014/7/28


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