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タイ疑惑の代理出産、マスコミに圧力!謎の御曹司を追え
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先日のこと、タイで9人の幼児を代理出産させていた日本人男性がクローズアップされた。タイのマニラにある高級マンションの一室で生活していた様子は、タイのマスコミを通じて世界にも配信され、全容の解明に当たっているタイの警察は「人身売買ではないか?」との疑念を持ったまま、現在も捜査に当たっている。

今回、事件の異様さもさることながら、この幼児たちの保護者≠ェ東証一部上場企業の御曹司ではないかと報じられたことから、俄然日本でもワイドショーを中心に連日報じられることになった。だが、テレビでは、おのずと制限もあり内容も薄いものばかり。

「なぜか、この御曹司の父親が経営している会社は、社員にかん口令を出す一方、マスコミ各社には、名誉毀損でマスコミ泣かせの辣腕弁護士の事務所が、申立書を送りつけ、この件と上場企業を結び付けないように勧告している。テレビ各局も横並びで、まったく問題の企業については報じることができないのが実態です」(マスコミ関係者)

一方、タブーなきタイの新聞各紙はスクープ合戦を展開。幼児たちが住んでいた高級マンションにいた27歳のニューハーフの行方を追及するなど、日本の報道をはるかリードしている。

「当初、保護された9人の幼児以外にも6人の幼児がいることも確認されており、この御曹司の代理出産で生まれた子供は20人以上いるといわれています。御曹司の資産は70億円ほどで、養育費は月に60万円。代理出産をした女性には、それぞれ100万円程度手渡されたとみなされており、人身売買で、子供を売りさばくには、商売のうまみはまったくありませんね」(現地在住ジャーナリスト)

こうした不可解な行動は、いくつもの仮説を報じられているが、どれも決め手がないのが現状だ。

「有力なのは、人身売買のほか、多額の相続税対策のために、多くの子供を育成したという説です。タイは相続税がないので、タイ人の子供がいれば、資産が温存できるという見方もある。タイの御曹司の代理人弁護士も『彼には資産があり後継者が必要』と話している。しかし、あまりにも荒唐無稽な話のため、信憑性が薄いのではと見られています」

現在、野放しにあるタイの代理出産問題は、最近もオーストラリアの夫婦が依頼したケースで、ダウン症児が生まれたことで、受け取りを拒否するという騒動がいまだ解決しないなど、トラブルも多い。今後は、タイでも法的に規制されることになるというのだが……。

「どうも、この御曹司は本気で子供を100人単位で育てようとしていたようだ。もともと身内しか信用しない猜疑心も強いタイプらしく、血のつながった人物で今後の事業を託したかったというのが本音では。ただ女性そのものにはさほど興味がないという話もあり、代理出産の形にこだわったという話もあります」(前出・ジャーナリスト)

現在は日本に滞在しているこの御曹司。果たして真実は本人から語られるのか。
2014/8/14


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