<<ほぼ日替わりコラム>>

衝撃真相!写真週刊誌、発売中止・回収のトンデモ事情
4様
先日のこと、さる写真週刊誌が突如、発売中止・回収するというニュースが駆け巡った。それにしても週刊誌がワザワザ刊行を取りやめるとは、かなり異例の事態だ。そこで周辺を取材していくと、「そこまでするか?」と呼べるような記事の体裁にいささか、拍子抜けを食ったほどだった。

問題の記事は、「ハリウッド美女が破廉恥自撮り 世界最大の流出SEX写真」という袋とじの特集だった。

女性読者のために言うと、週刊誌の袋とじは、いわば生命線。その過激な内容を立ち読みで済ませないように、袋とじにして購入した人だけが読める仕組みになっている。それだけに力の入った目玉企画ともいえよう。

冒頭のページではスマホのカメラで自らのヌードを撮影しているジェニファー・ローレンスの姿が…。その後も2ページに渡って彼女のヌードが掲載されている。

「ジェニファーと言えば、『ハンガーゲーム』で一躍ブレイクして、世界一のアクション映画のヒロインとも誉れ高い女性。日本で言えば、米倉涼子のイメージが近いかもしれない。そんな彼女のヌードのほかにも数多くの女性の自撮りヌードが何者かに、盗まれて流出公開されてしまった。今回の袋とじはその中でも人気の女優やアーティストの写真が8ページにわたって掲載されています」(海外ゴシップ誌記者)

すでにインターネット上ではこれらの画像は公開されているのだが、一体何が問題だったのか。

「人気ドラマの『glee』の新ヒロインに就任が決定したメリッサブノアのハメ撮り写真が問題視された。これはプライベートで撮影されたもので、婚約者以外の男性との情事とも言われています。実はこの写真は、露骨に結合写真が掲載されていて、これが週刊誌の公序良俗上、まずいといわれています」(写真誌関係者)

それだけではない。

「同じグラビアには、人気モデルのケイト・アプトンがメジャーの選手と風呂場の脱衣場で撮影したヌードも掲載されているが、これがマズイことになったといわれた。と言うのもケイトは外資系のメイクブランドのキャラクター。当然、掲載すれば損害賠償の対象になるといわれており、その余波が巨額の訴訟に繋がると危惧されたのです。そこで、上層部の判断で販売が休止されました」(前出・関係者)

現在、これらの写真については、被害者が捜査当局に被害を申し出るなど、窃盗としても捜査が進められているだけに、まだまだ余波を引きずりそうな雲行きである。

「これらの被害は、5000万円近いとも言われているが、裁判での損害賠償になれば、天文学的な数字を要求される可能性もあるだけに、安全策をとったようです」(同社関係者)

最近ではネット上に、こうしたわいせつ画像がアップされるケースも少なくないが今後の司法判断を含め大きな事件に発展していくに違いない。
2014/9/12


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